祖師先徳鑽仰大法会(第35話)

 天台宗の教えを守り伝えてきた、多くの祖師先徳の中で、平成24年からの10年間に御遠忌を迎える高僧方が4人いらっしゃいます。

慈覚大師円仁さま(794~864) 1150年御遠忌(平成25年)

 その中のお一人が、福正寺を開かれた、天台宗第3代の座主、慈覚大師円仁さまでした。円仁さまは遣唐使とともに唐の国(今の中国)に渡り、主に「念仏」の教えと「密教」の教えを学んで比叡山に戻り、天台浄土教(叡山浄土教)と天台密教の教え(台密)を確立され、後世に多大なる功績を残されました。
 円仁さまにつきましては、大法会の第1期として、入寂1150御遠忌の法要を行ったところであります。

恵心僧都源信さま(942~1017) 1000年御遠忌(平成28年)

 祖師先徳のお二人目は、恵心僧都源信さまであります。源信さまは慈覚大師円仁さまが伝えられた念仏の教えを、比叡山において大成された方でございます。『往生要集』という書物を著し、阿弥陀仏を心と口と意の三業において念ずることにより、極楽浄土へ往生できるという教えを説かれました。また、『一乗要決』という書物を著し、伝教大師の法華一乗の思想をより鮮明に説かれました。

建立大師相応さま(831~918) 1100年御遠忌(平成29年)

 祖師先徳の三人目は、相応和尚さまです。比叡山の荒行である、回峰行の創始者でいらっしゃいます。『法華経』に説かれる常不軽菩薩の「ただ礼拝のみを行ず」(但行礼拝)という教えに則り、比叡山のあらゆる神仏を礼拝して歩く行を始められた方であります。

伝教大師最澄さま(767~822) 御生誕1250年(平成28年)、1200年大遠忌(平成33年)

 祖師先徳の4人目は、宗祖でいらっしゃいます、伝教大師最澄さまでございます。最澄さまは、平成28年に御生誕1250年、平成33年に1200年大遠忌を迎えられます。
 伝教大師さまについては、多くの功績がありますので、別の項目でお伝えいたしたいと思います。

2015-05-31 ニューヨーク別院本堂落慶10周年記念法要(第36話) スリランカを訪ねて(第34話)
新着情報ここまで